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【実録】不動産会社の潰れる日 第2話
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【実録】:不動産屋の潰れる日 第1話
実録:不動産会社の潰れる日
第2話 【夢のような会社】
AP社長を20キロ太らせた品のいいおばちゃん社長。
応接室に通され(そんなに豪華ではない小さな部屋)自己紹介。
女社長A:「もともと、私は大学卒業してから、雇われたことがなく、ずっと自分で起業して、ここまで来ました。エステと、化粧品販売、飲食業、訪問販売会社を経営して、2年ほど前からリフォーム業を初めて、暇なときに競売物件を遊びで、売買してたんですが、大手の不動産に丸投げしてたので手数料がもったいなくて・・・ それだったら、不動産業も自分でやろうと思って立ち上げたんですよ」
本当はもっと長かったが、こんな感じの自己紹介。実際、不動産会社は立ち上げて、半年位。社長自体も不動産売買については、あんまり知識がないらしい。
ある意味、趣味、道楽の延長で不動産屋を始めたようなノリ。
そこで、僕の仲の良いN氏とたまたま知り合い、N氏が所長になったとの事。

■新聞などの不動産折込広告。フルカラーだと結構高いんです■
N氏:「とにかく、社長も不動産の知識も少ないので、好き勝手できるし、何より、広告費が凄いんだよ。フルカラーで折込チラシも毎週入れるし、住宅情報なども入れ放題だから、反響も好きに取り放題だよ。」
N氏から、折込広告や、住宅情報等の広告。会社の反響簿(お客様の問い合わせの状況、数などを書いてる帳簿のような物)も見せてもらったが、正直凄い・・・
当時の僕の働いていたフルコミの会社の広告量、反響数のレベルが違う。それだけ反響があれば、どんなバカ営業マンでも契約できそうな位の反響数と、広告量。
N氏:「とりあえず、今の条件より、絶対良くするし、車も、もちろん1台自由に使って良いし、管理も僕がやるから、本当に自由に楽しく働けるよ。一緒に会社大きくしようよ。」
女社長A:「入社してもらえるなら、すぐに車は買いますから。車は何がいいですか?他、何か必要な物があれば言ってください。」
なんだか、怪しい宗教か、ネズミ講やマルチ商法かと思うような誘われ方。

■とにかくお金がある。余裕があるって雰囲気でした■
実際、他にも色々提示してもらって、とどめに一言
女社長A:「N氏と一緒にぜひ、当社を盛り上げて下さい。貴方の力が必要なんです」
と頭を深く下げるA社長。とにかく丁寧で、腰の低い社長。偉そうな雰囲気が全くない。
僕も単純。給料、待遇、どこを比べても今の会社より上。その上仕事で尊敬してるN氏が上司。(ほとんど友達みたいな感じだが)
別にお金に困ってたわけではないが、当時、長男が1歳くらいかな。お金はいくらあっても困らないし、不動産をやってる以上、将来独立したいという願望が強かったので、かなり気持ちは揺らぐ。
取りあえず、A社長に挨拶して、ビルの下で、N氏が一言。
N氏:「僕が所長で管理するから、給料も良いし、歩合率も特別に良くするから。とにかく自由で働きやすいよ。最高でしょ。いつから来る?」
N氏も僕の事は良く分かってる。2ヵ月後には女社長Aの会社で働く事が決まった・・・・
・・・・・・・・・続く?
明日は水曜休みです

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【実録】:不動産屋の潰れる日 第1話
実録 不動産屋の潰れる日
第1話 【女社長】
最近、人の会社の倒産話ばかり、書いてるので、たまには自分の話しもします。
4,5年前の話しだが、僕のいた不動産屋が潰れた(倒産・夜逃げ??)
全部を話すと、本が出版出来るんじゃないか?と思う位、濃い時間でした。
■今思えば、都心の怪しい不動産屋でした■
当時、僕はフルコミ(フルコミッション・完全歩合給制)の会社で働いてました。
収入は、その辺の不動産屋よりは、確実に多かったと思いますし、営業成績も上の方だったと思う。本当ですよ(笑)
もちろんその会社は今も存在するし、社長ともお付き合いがあり、会うと「いつでも戻って来い」と嬉しい言葉をかけてくれる。
社内の雰囲気も悪くなく、収入も別に文句無かったので、転職する理由など一切無かったのだが、ある日、個人的にも親しくしてて、不動産業者としても、尊敬してるN氏から、突然のTEL。
N氏:「凄く働きやすく、稼げるし、自由な最高の会社がある。今度から僕が所長なので、ぜひ一度社長と会ってくれ」
確か、こんな内容だったかな?最初は断ってたが、あまりにしつこいので、一度社長と会ってみることにした。(別に面接でもないし、興味本位で。)
都心の山手線某駅から徒歩3分位の雑居ビルの7F。ビルのオーナーが厳しいみたいで、看板など一切ついてない。一応オフィスビルなのだが、エレベーター前のポストに小さく社名が入ってるだけ。
正直怪しい・・・
N氏:「怪しいでしょ(笑)でも中は綺麗だよ。」
エレベータに乗り、7階で降りると、オフィスビルだけあって、普通に綺麗で、社名を書いた綺麗な看板と、花、受付の電話がポツンと置いてある。
■受付嬢は居ません。小さいけど小奇麗な受付でした■
N氏に案内され、中に入ると、女社長Aの登場!!
■APAホテル社長様。本文とは一切関係ない■
もの凄く低姿勢で、腰低く、
女社長A:「ようこそいらっしゃいませ。お待ちしておりました。噂はNから聞いてます。どうぞ。」
APAホテルの社長が20キロ位太った感じの外観で、小奇麗な服を着たおばちゃんを想像して欲しい。そんな人です。
もの凄く低姿勢で、腰も低い。
女社長A:「まずは、私の自己紹介と、会社の案内しますね。」
育ちが良さそうで、本当に低姿勢なA社長。
この女社長に約1年程振り回されるとは全然思ってませんでした・・・・・・
第2話に続く
【実録】不動産会社の潰れる日 第2話
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